まさかのフリー!?
実家で大掃除していたらとんでもないニュースが飛びこんできたので、思わず。
2019年最後の英語ニュース更新です。
そのニュースのヘッドラインはコチラ↓
Nissan’s ex-head Carlos Ghosn flees Japan to Lebanon
まずは単語を確認しましょう。
●ex-head
exは、「前の」という意味です。
だから、ex-headは「前の頭」。
企業なので「前社長」「前会長」となるわけです。
●Carlos Ghosn
カルロス・ゴーン、言わずと知れた日産自動車の元会長です。
これでゴーンって読むんだ。へ~!
CNNの動画で、本当に「ゴーン」と発音しているのを確認したであります!
(`・ω・´)ゞ
●flee
逃げる、逃走する、という動詞です。
「自由な」「無料の」はfreeなので注意しましょう。
ちなみに、flea になると「ノミ」という意味に。
フリマ、でおなじみの「フリーマーケット」は、「flea market」。
だから「ノミの市」って言うんです。
意味は…?
日産の元会長、カルロス・ゴーンが日本からレバノンへ逃亡
…ってことですね。マジか…。
解説など
特別背任などの罪で起訴されていた、日産の元会長、カルロス・ゴーン被告は、海外渡航を禁じた保釈条件に違反し、海外へ逃亡しました。
逃亡先はレバノンのようですね。
もともと、彼の父親はレバノン系ブラジル人、母親は、ナイジェリア生まれのレバノン人。
レバノンのビジネスへの出資もしていたようです。
レバノンってどこ?と思った人のために。
トルコの下、シリアの左横、サウジアラビアの上、です。
だいたいですよ。だいたい。
正確な場所はググってくだされ。
エリート養成校を卒業して、ミシュラン(あの料理を★評価するガイド作ってる、もともとはタイヤの会社)に入社。
かなり優秀だったみたいですね。ミシュラン北米のCEOに昇格、その後ルノーの上席副社長にヘッドハンティングされ、資本提携された日産のCOOになるという、華々しい経歴をお持ちです。
それが、2018年に、長年にわたり有価証券報告書に虚偽の役員報酬(実際よりも少なく)記載を行ったとして、金融商品取引法違反で逮捕、起訴されました。
その後、特別背任罪でも追起訴されています。
本来であれば、収監されているはずなのですが、保釈保証金(金融商品取引法違反事件で2億、特別背任事件で8億)を納付し保釈されました。
保釈条件の中に「海外渡航の禁止」があったにも関わらず、本日2019年12月31日「flee」 したわけです。
ここで不思議だったのが、
そんな簡単に出国できるもん???
ってこと。
プライベートジェットだろうが、普通の航空機だろうが、出国の手続きはするはずです。なぜ留め置くことができなかったのか?
可能性としては、
・ゴーン氏が違う人のパスポートで出国審査をした、つまり、騙す気満々だったので税関職員が気付けなかった
・役所間の連携ができていなかったため、手続き的に問題なかったので出国許可を出した
あたりだと思うんですが…。
ゴーン氏のお顔って、結構特徴的だと思うんですが、現場ではどうだったんでしょうね。
年末年始の、役所の人間が少なくて、空港利用者が多い、手薄な時を狙ったのかもしれませんが、ゴーン氏がいくら優秀でも、ここまで気が回るかなぁ。
裏で糸を引いているのは、何処の国の誰なんでしょうかね。
彼が逮捕された裏の理由は、とてもここには書けないので、気になる方は個別に聞いてください(笑)。