一瞬 guarantee に見間違えた(笑)

ニュースをチェックするにも、だいたいはナナメ読みです。
英語でも日本語でも変わりません。
そんな一生懸命に全部の文字を追いかけていられませんからね。

だからこそ、しょっちゅう見間違いがあるのですが、今回は

quarantine

guarantee

を見間違えました…似てますよね(笑)?

一瞬「ん?」となったのはラッキーでした。

見間違った guarantee は「保証、保証する」という意味です。ギャランティー とカタカナ語にもなっているので、聞いたことがあるかもしれません。

で、本来の
quarantine
の意味ですが。まずもとの英文(ちょっと変えてます)を見てみましょう。

Meanwhile in HK, people on a quarantined cruise ship have been allowed to disembark after tests showed no infection among them or its crew.

意味は以下の通りです。

一方、香港では、人々は(その人たちはクルーズ船にquarantineされていた)、許された、下りるのを、後で、テストが示した、感染がないことを、人々と乗組員に

…この英文を見て、何のニュースかなんとなくわかりました?
はい、最近もちきりの不倫…ではなく、「コロナウイルス」に関する報道です。
上の日本語を見ると、「保証する」では意味が通じません。

ではここで、オトナの英語の勉強の仕方のポイントです。
話題のニュースから、quarantine がどんな意味か、想像していきます。
使える知識、持っている情報を全てフル活用しましょう!

豪華客船の客室から垂らされた日本の日の丸の映像、よく報道されていますよね。あの人たちが 船にquarantine されている状態が答えです。

つまり

quarantine=隔離(する)、検疫(する)

という意味でした。

で。

この単語、調べてみたら英検1級レベルの難単語なんです。難単語というより、普段使わんだろ、こんなの、の単語です。

そうするとね、忘れちゃうんですよ。
いや、むしろ忘れた方がいい単語です。この単語に慣れ親しんでいるってことは、目にする機会が多い世の中だ、ってことですから。

ただ、貧乏性なので、一度覚えた単語を忘れるのはイヤだ(笑)。
欲望に忠実になりましょう。せっかく覚えた単語ですから!!!

とはいえ、何もせずに覚えているのは至難の業。
こういう時は、語源を調べる、語呂合わせを作るなど、記憶に定着させる工夫をしましょう。

語呂合わせは頭を使うので(笑)、まずは語源を調べたところ…「こんな風にコトバができるケースもあるんだ!!!」とビックリしました。

もともとは、イタリア語のヴェネツィア方言(quarantena、quaranta giorni)からきているそうです。意味は、「40」。qua が4ですからね。四重奏のことを「カルテット」と言いますよね。そのquaです。

じゃあ、なぜ40なのか?

日本が室町時代の幕開けを迎えた頃、当時のヴェネツィア共和国で、貿易船から疫病が広がっていくことに気づき、船内に感染者がいないことを確認する目的で、疫病の潜伏期間である40日間、疑わしい船を強制的に港に停泊させるという法律ができ、施行されていたからなのだそうです。

…ちょっと待て。やってることは600年経っても変わってなくない!?

ということで、自分から積極的に使うことはないでしょうが、ニュースなどで見かけたら「ああ、アレか…」と思い出せる語源エピソードでした!

以下余談!お時間あれば…

唾のついたティッシュをエレベーターのボタンになすりつける男性が拘留されたり、団地のドアノブに唾をはきかけているような様子が監視カメラに録画されたりと、中国ではいわゆる「とんでもないヤツ」のニュースも報道されているようです。

自分だけ病気になるなんて不公平。みんなを道連れにしてやる!

という心理なのだろうということはわかるのですが、全く共感できません。

ただ、ここまでひどくなくても、同じようなことは誰にでも起きる可能性があります。

たとえば、私に起きたことで恐縮ですが、会社で新入社員だった頃、女性の先輩社員たちに雑用を全部押しつけられ、面と向かって「これでようやく楽できる」と言われたことがあります。

自分だけが雑用をやるなんて不公平。新人が入ってきたら全部押しつけてやる!

…ね、道連れに全員感染させてやる!と思った中国の方と根本は何も変わらないでしょ?

先輩社員たちの性根、マジで腐ってるな~、同じ嫌な目に遭わせないようにしよう!と固く誓い、雑用を後輩と一緒にやり続けました。
(このことで色々あったんですけど、長くなるので割愛。)
その後、職位が変わって雑用は卒業しましたが、「ありがとう」は必ず伝える、貢献をほめることだけは忘れないようにずっと気をつけていました。
あの先輩社員たちは、私の人格形成のためにお天道様が用意した「磨き砂」だったのでしょうね。

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