翻訳者の日本語力

久しぶりの投稿になりました…。
無理したらめまいがぶり返しまして…。
鏡で見ると、笑っちゃうくらい眼球が左から右に高速で動くんです。
ああ、無茶を続けると私は三半規管に影響が出るんだな、と再認識しました。
目を瞑ってもめまいが止まらないので眠れなくて、結局最後は気絶したっぽいです💦
そして12時間寝て、ようやく震度7から震度2くらいまで回復。
それでも外を歩くのは怖いので、数日様子を見て、ひどいめまいがなくなったのを確認して外に出ました。
食料が底をつきそうだったんですが、めまいで気持ち悪すぎて食べられなかったこともあり、なんとか一週間乗り切りました。

一人暮らしは危険がいっぱい(笑)。
規則正しい生活を心がけます。

で、ずっと寝たきりだった身体を起こして作業に入りました。
作業中は、BGMとして海外の映画やドラマシリーズを流しっぱなしにしています。
基本、観るのは音声英語、字幕日本語、のヤツ。事件モノ多め(笑)。
鬼滅の刃だとついつい善逸が出てくるところで手を止めてしまうし(善逸役の下野紘さん大好きなんですよ…あんなかわいい四十路、他にいるか!?)、呪術廻戦だとオニギリの具の意味を考え込んじゃって仕事にならないのです(わかる人、バカな奴だとどうぞ笑ってください)。

時々、作業の手を止めて「あれ?今の英語ってこういう意味でいいんだよね?」と確認するんですが、パッと見た字幕に、翻訳者さんの日本語力の高さを目の当たりにすることが結構あって、そのままガン見してしまうことも…それじゃダメじゃん…。

たとえば。
殺害された娘の継続捜査が辛いのでもうやめてほしい、と母親が刑事に言ったシーンで

She‘s a part of you.
「娘さんはあなたの一部じゃないですか」

と女性刑事が励ました英語が、字幕では

「死んだ娘から目を背けないで」

となってました。

また、父親が殺害された当日にかかってきた電話について思い出した娘さんに、「電話の相手は誰かわかる?」と刑事が質問した際、

I  had  an  idea.
「考えていることはあります」

と答えた娘さんの英語が、字幕では

「なんとなく」

となってました。

日本語としても会話の流れもとっても自然。
本来の意味から遠ざからないようにしつつ、日本語の会話として不自然にならないようにセリフを作っていく翻訳者さんって、かなり日本語力が高くないとできないなぁと感心しました。

かなりヲタク(特殊?)ではありますが、プロの技術力を垣間見られるというか、「くぅー!やるねぇ!!!」と敬意を抱けるというか、海外だとこういう時はこんなニュアンスでこんな英語を使うんだなと勉強になるというか、もとの英語がわかるとこういう楽しみ方もできます。

いいなぁ、自分もやりたい!と思ったヲタク気質の同志の皆さん(笑)、こんなご時世ですし、コッソリ英語をモノにしてはいかがでしょうか。

★おまけ★

その他耳についた簡単英語はコチラ

●あの人が犯人だったんでしょ?と言った事件関係者に刑事が言ったひとこと

That  was  a  wrong story.
字幕:それが違ったの

→直訳:それは間違った物語だった

●お父さんはその件に関しては無実だ、と告げた刑事に、子供が言ったひとこと

I  knew  it.
字幕:やっぱり

→直訳:私はそれを知っていた

●病気で音信不通だった母親とうまく話せるかわからない、と不安を口にした事件関係者に、刑事が言ったひとこと

Don’t worry.
字幕:手伝うわ

→直訳:心配しないで

また気になった表現が出てきたらシェアします♡

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